祭神は底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)。航海安全、船舶守護の神として崇敬されています。
国の重要文化財である本殿は、元和9(1623)年に福岡藩主・黒田長政(くろだながまさ)により再建されました。壁を伝統的な彩色技法である朱と白の胡粉塗(ごふんぬり)で彩り、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根は切妻造り妻入りで、直線的な破風(はふ)をもつ本殿は、仏教建築が伝来する前の、古来の神社建築の名残をとどめており、住吉造りと称されています。25年ごとに改築・修理をする式年遷宮が行われており、直近では2010年に遷宮が行われました。その他、能楽殿(のうがくでん)、唐門(からもん)が市指定有形文化財、神社所有の銅戈六口、銅鉾五口は県指定有形文化財となっています。
能楽殿は昭和13(1938)年に落成しました。西日本随一の舞台として能楽関係者から親しまれ、多くの演者が舞台に立った歴史を持ちます。戦災を免れた戦前の能楽殿のうち、全国でも現存例の少ない純木造の能楽殿として貴重な建物です。建築当初からの部材が多く残っており、能舞台は総檜(そうひのき)舞台として格式が高く、意匠は伝統的な様式を設えています。音響効果のため舞台床下には大きな甕(かめ)が数個置かれ、伝統的な舞台装置を備えています。現在は能の演目のほか、クラシックコンサートや発表会、会議やレセプションといったユニークベニューとしての活用もされています。
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