仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)・応神天皇(おうじんてんのう)・住吉大神(すみよしのおおかみ)を祭神とする神社。この地で没した仲哀天皇の霊を、神功皇后が祭ったのが宮の起源とされています。古くは「香椎廟」と称され、人々の崇敬を受けてきました。近くにある古宮には「棺かけの椎」が残されており、ここに仲哀天皇の棺を立て掛けたところ、周囲に芳香が広がったことから、「香椎」という地名が付いたと伝えられています。
香椎宮は、全国に十六社ある勅祭社(ちょくさいしゃ)の一つです。勅祭とは、天皇からの御幣物(ごへいもつ)を奉り、御祭文を奏上する勅使を迎えて行う祭のこと。境内には、勅祭などで勅使を迎える際にのみ使用される勅使館があります。
香椎造りで著名な本殿は、享和(きょうわ)元(1801)年に福岡藩10代藩主・黒田斉清(くろだなりきよ)により再建され、国の重要文化財に指定されています。入母屋造平入(いりもやづくりひらいり)に切妻屋根(きりつまやね)が複雑に連結し、正面の大千鳥破風(おおちどりはふ)、左右の車寄せなど、変化に富んだ造りをもつ日本で唯一の建築様式「香椎造り」特徴です。4月と10月中旬に行われる春秋の大祭で奉納される獅子楽(ししがく)は県指定無形民俗文化財です。
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