戻る

スポット情報

靴のクサマ
D-4.『 舶来の足音』

明治時代、日本にも「洋装」が入って来るようになり、それまでの下駄や足袋の文化から、靴の文化へと変わってゆきました。私たちの身体で唯一、常に「地球」に接している「足」の装いはとても大切です。現代では靴の生産が工業化され、多品種・大量生産され、その多くが廃棄されていますが、昔は一足一足、非常に大切に作られていたのです。クサマ靴屋さんには今でも入り口付近に靴を修理してくれるカウンターがあります。そして新しい現代の靴が並ぶ店内のそのカウンターのそばに、面白い形の「作品」を見つけました。人の足型を模った木製の採寸用工具。様々な人の足のサイズに合わせて調節可能なスリット式の機能デザインは非常にユニークで、全体的にもとても優雅な曲線を有しています。まるで人の足の形がもつ美しさをデフォルメしたかのよう。何千人もの岡谷の人々の足を守ってきたクサマ靴屋さんの採寸機。その造形と経年変化した木材が放つ鈍い光が私たちに問いかけて来るもの。それによって形作られた靴で足を装い「地球」を感じ、開花する新しい世界に闊歩していった岡谷の人々に思いを馳せるかのような作品。(素材:木)

営業時間

9:30-18:00

定休日

定休日:第3水曜日